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【甲子園】強敵との初戦へ「まずは先制、1点ずつ積み重ねる」 興南の我喜屋監督 一問一答


【甲子園】強敵との初戦へ「まずは先制、1点ずつ積み重ねる」 興南の我喜屋監督 一問一答 練習を終え、取材に応じる興南の我喜屋優監督(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 第106回全国高校野球選手権大会第2日は8日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦が行われる。2年ぶり14度目の出場となる沖縄代表の興南は第1試合(午前8時開始予定)で大阪桐蔭との初戦に臨む。前日の練習後、興南の我喜屋優監督が意気込みを語った。


―チームの状態は。

 「気持ちも引き締まってきた。打撃練習を見ても、状況を考えた野球をしているなと。明日(の試合)に備えている感じが伝わる」

―実績のある大阪桐蔭との対戦だが。

 「確かにそうだが、今はその力は関係ない。うちの選手は予選で苦しみながらも、興南らしい野球をしてきた。総合力のある形ができつつある。相手がどうかよりも、一瞬でのプレーを全力でやれば先がみえてくる」

―勝利へのポイントは。

 「まずは先制の1点を取ること。1点ずつ積み重ねるコツコツとした攻撃と、粘りのある守りが重要だ」

―どのように戦うのか。

 「甲子園は特別な戦略が必要なわけではない。地に足が付かないまま、いつのまにか終わってしまったということもある。(子どもたちには)自分のペースで野球をやってもらいたい」

 「大阪桐蔭の投手は5、6人。どこの高校にいってもエースクラスだと聞いているが、高校生だから下馬評通りでないこともある。うちも中継ぎ、先発完投とできる投手が3人そろっている。その時々でやっていきたいと思った」 

―大阪桐蔭の西谷浩一監督も興南との対戦が楽しみだというが。

 「上を目指すなら戦わなければならないとお互い認識していると感じた。沖縄の人も大阪の人も楽しみなカードになったと思う。大阪桐蔭に興南がどのように、味のあるプレーをするか楽しみな人が多いのでは」

(聞き手・名波一樹)