女子ゴルフの「ソニー日本女子プロ選手権」(日本女子プロゴルフ協会主催)が5日、名護市のかねひで喜瀬カントリークラブ(6670ヤード、パー72)で開幕する。日本女子プロゴルフ大会の4大メジャーの一つで、メジャー大会の沖縄開催は初。優勝賞金3600万円、賞金総額2億円。132人が出場予定。5、6日に予選ラウンド、7、8日に決勝ラウンドを行う。予選2日間36ホールを終え、上位60位タイまでが決勝ラウンドへ進出する。
県勢は新垣比菜、荒川怜郁、宮里美香、千葉華、仲宗根澄香、第42回(2009年)大会優勝者の諸見里しのぶも出場する。
新垣は「県勢として上位争いに加わりたい」、荒川は「地元でメジャー開催があるのは一生に一度あるかないかの機会だと思う。この巡り合わせに感謝したい」と全力で挑む。宮里は「より一層気合が入る。盛り上げたい」、千葉は「楽しみな気持ちでいっぱい」、仲宗根は「父の故郷の沖縄で最高峰の試合が開催されるのはうれしい」と応援を力に変えてプレーする。
世界を股にかけるトッププレーヤーの力強さや技術にも注目が集まる。前回王者の神谷そらは「海沿いの風が強くて読みが難しく、アップダウンがきつい。いつも通りのテンションでいけたらいい」と気負わず臨む。久々の国内大会となる山下美夢有は「天気は良くないと思うが、雨でも落ち着いてやるだけ」と普段通りのプレーを目指す。メルセデスランキング1位の竹田麗央は「飛距離を生かしてアドバンテージを取りたい。3年間のシード(獲得)は大きいので頑張る」と述べ、沖縄入りした後に「(小祝さくらさんから)入ろうと誘われて、沖縄の海で泳いだ」と明かした。
古江彩佳は「母親が久高島に行くのが好きで、(一緒に)あいさつにいった。(沖縄に)来ました。お邪魔します。よろしくお願いしますと伝えた」と沖縄でのプレーに特別な思いを込めた。
(大城三太)