ソフトバンクの山川が両リーグ最速となる30号ソロを放った。3―2の三回先頭で、山崎の86キロの遅いカーブを「うまく拾うことができた」。高く舞い上がった白球は左越えに飛び込む。ダイヤモンドを一周し、おなじみの「どすこいポーズ」でファンを沸かせた。
意表を突いた相手の攻めを上回った。山崎が投じた初球は89キロ。捉えるタイミングが早く、左方向へのファウルとなった。続けざまに来た遅い球には、右足に体重をしっかりと乗せて我慢し、力強く振り抜いた。
自身2季ぶり、4度目となるシーズン30本塁打到達。新天地でも変わらぬ打棒を発揮し、4番打者として首位を走るチームを支えている。
ソフトバンク―日本ハム21回戦(ソフトバンク11勝9敗1分、18時、みずほペイペイドーム、40142人)
日本ハム
200 000 006|8
302 000 000|5
ソフトバンク
▽勝 山本拓31試合5勝
▽S 田中正44試合3勝3敗18S
▽敗 大山13試合1勝1敗
▽本塁打 レイエス18号(2)(大関)今宮5号(1)(山崎)栗原16号(1)(山崎)山川30号(1)(山崎)清宮11号(2)(岩井)
▽二塁打 浅間、栗原
▽犠打 今宮、海野
▽盗塁 近藤(9)
▽失策 郡司
▽暴投 山崎
▽与死球 大関(上川畑)
▽試合時間 3時間30分
【評】日本ハムが終盤に逆転勝ち。2―5の九回に田宮と石井、水谷の適時打、清宮の2ランなどで一挙6点を奪った。5番手の山本拓が5勝目。ソフトバンクは抑えの松本裕が先頭に四球を与えて降板し、代わった大山と岩井が痛打された。
(共同通信)