優勝、個人タイトルへまい進
ソフトバンクの山川が技ありの33号ソロを放った。0―0の四回、追い込まれながら隅田の低めの沈む球に右膝を折りながら対応。バットの先で白球を捉え、左翼席まで飛ばした。「うまく拾うことができて良かった」と喜んだ。
全136試合に4番として出場。6月は打率1割台にノーアーチと絶不調に陥るも夏場に復調し、4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。王球団会長は「彼の加入が一番大きい。一振りでチームに勇気をくれた」とたたえる。
本塁打と打点でリーグトップだ。「優勝することと、個人タイトルを取ることは絶対にセット」と、二つ目の目標達成へまい進する。
(みずほペイペイ)
ソフト、本拠地でV祝う
4年ぶりにリーグ制覇したソフトバンクが、本拠地での西武戦後に優勝セレモニーを行った。小久保監督と選手たちはファンへ手を振りながらグラウンドを一周。栗原はあいさつで「たくさんのご声援のおかげで、優勝できました」と感謝を述べた。
大型ビジョンに今季の戦いを振り返る映像が流れ、全員で喜びを分かち合った。栗原は10月16日から始まるクライマックスシリーズのファイナルステージへ向け「ドームを満員にして、僕たちに力をください」と呼びかけた。
ソフトバンク―西武24回戦(ソフトバンク17勝7敗、18時、みずほペイペイドーム、38235人)
西武
000 000 000 |0
000 100 10×|2
ソフトバンク
▽勝 スチュワート20試合9勝4敗
▽S オスナ35試合2敗21S
▽敗 隅田25試合9勝10敗
▽本塁打 山川33号(1)(隅田)
▽三塁打 谷川原、野村大
▽二塁打 正木、牧原大
▽失策 ダウンズ、佐藤直
▽捕逸 甲斐
▽試合時間 2時間41分
【評】ソフトバンクが5連勝。四回に山川の33号ソロホームランで先制し、七回にも1点を加えた。スチュワートが5回を無安打無得点に抑えて9勝目、オスナが7月以来の21セーブ目。西武は打線が1安打で、7回2失点の隅田が10敗目を喫した。
(共同通信)