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山川MVP 計3発6打点 プロ野球・CSファイナルステージ第3戦


山川MVP 計3発6打点 プロ野球・CSファイナルステージ第3戦 1回ソフトバンク2死一塁、山川が右中間に先制二塁打を放つ=みずほペイペイドーム
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 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)は18日、第3戦が行われ、パ・リーグ王者のソフトバンクが4年ぶり21度目(南海、ダイエー時代を含む)の日本シリーズ進出を決めた。みずほペイペイドームで2位日本ハムを3―2で下して3連勝し、優勝による1勝のアドバンテージを加えて4勝0敗で突破。最優秀選手には山川が選ばれた。日本シリーズは26日にセ球団の本拠地球場で開幕する。


 すさまじい活躍だった。ソフトバンクの4番山川は3戦で、3本塁打を含む6安打6打点。堂々とCSの最優秀選手(MVP)に選ばれ、チームを4年ぶりに日本シリーズ進出へ導き「うれしい。自分の仕事を全うしようと思い、それができて良かった」と満足そうに振り返った。

 最後まで勢いは止まらなかった。0―0の一回2死一塁で、山崎の真ん中へ入ってきた直球を「いい反応で捉えることができた」とはじき返す。鋭い打球は右中間を転がり、3試合連続打点となる適時二塁打。短期決戦の打率は驚異の5割で「できすぎかな」と笑みを浮かべた。

 打席での集中力の高さが、好調につながっていると言う。「一つのことに思考が定まっている。筋肉が動きやすい良い状態」。150キロに迫る速球だけでなく、タイミングを外すような緩い変化球も仕留めた。

 打線は計29安打と活発で、守備でもわずか1失策とリーグ王者らしい隙のない戦いだった。「みんな野球がうまいし、百戦錬磨。僕もその一員として、できることを突き詰めてやっている」と山川。頼もしい仲間とともに、次は自身初めてとなる日本一を決める舞台へ挑む。


山川が引っ張った

 ソフトバンク・小久保監督 日本ハムは非常に強い相手。初戦を取れて、いい流れで入れた。このシリーズは4番山川がどっしりと打線を引っ張ってくれた。

(共同通信)