サッカーの明治安田J3第35節第2日は3日、各地で行われ、FC琉球OKINAWAは愛媛県のアシックス里山スタジアムでFC今治と対戦し、1―2で逆点負けした。通算成績は12勝13敗10分けで勝ち点46のまま。順位は14位。J2昇格を争うプレーオフには6位以内に入らなければならず、現在6位のFC大阪は勝ち点51。今季は残り3試合。
前半は押され気味だったが、35分に鈴木順也が右の上原牧人へロングパスでつなぎ、クロスを中央の岡澤昂星が蹴り込んで先制し、1―0で折り返した。後半は激しく競り合っていたが、35分に中盤でボールを失って同点に追い付かれ、1分後に逆転弾を浴びた。
次戦は10日午後3時から、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで1位の大宮アルディージャと対戦する。
(2)アシさと(1勝1敗)
今治 19勝7分け9敗(64)
2―1(0―1,2―0)
琉球 12勝10分け13敗(46)
▽得点者 【今】 三門(2)梅木(1)【琉】 岡沢(2)
▽観客 4696人
2位今治を相手に先制するも、後半終盤に立て続けの失点で撃沈した。
攻めへ転じる際に、パスの連係ミスから中盤でボールを失い、数的優位の状況をつくられ失点。直後には、さらに前線に人数をかけて攻められ、3人目、4人目と選択肢をつくられて連続失点をしてしまったのが痛かった。
前半は守備からパスで攻撃を組み立て、中盤のプレスをかいくぐると一気にチャンスになる場面や、各選手が体を張った守備を見せるなど好プレーもあった。
金鍾成監督は「後半は、ほとんどシュートまでいけていない。どんどん押し込まれた」と悔やむ。「相手のゴールに脅威を与える力がないといけない。短期的に解決できることじゃないが、今シーズン通してつくり切れなかった部分だ」と課題を挙げた。
プレーオフ進出に向け、より厳しい状況に追い込まれたが、残り3試合中2試合はホームで戦う。勝利を願うファンのため、プロ選手としてファイティングポーズをとり続けるしかない。
(大城三太)