プロバスケットボールのりそなBリーグ1部(B1)の琉球ゴールデンキングス(西地区2位)は3日、大阪府のおおきにアリーナ舞洲で大阪エヴェッサ(同4位)と今季第11戦を行い、95―84で勝利し、4連勝となった。通算成績は8勝3敗で2位。
前半は3点弾は少なかったもののボールと人がうまく連動して動き、大阪の守備を崩した。前半だけで20得点を挙げたケヴェ・アルマを中心に得点を重ね、49―38で折り返した。後半、大阪が守備の強度を上げてキングスの得点が止まる時間もあった。点差を縮められたが脇真大、小野寺祥太の3点弾などで逃げ切った。
次戦は6日午後7時35分、沖縄アリーナで京都ハンナリーズと対戦する。
アルマ27得点、チーム勢い
キングスが前日のいい流れを維持したまま試合に入り、一度もリードを奪われることなく勝利して連勝を今季最長の4まで伸ばした。
チームに勢いをつけ、相手の勢いを断ち切ったのは途中出場のケヴェ・アルマだった。第1クオーター途中から出場したアルマはファウルを受けながら得点を決めたり、3点弾をブザービーターで決めたりし、前半だけで20得点を挙げた。
後半に入ると昨季までキングスに在籍した牧隼利の気迫ある守備や攻撃などで大阪に流れが傾き、アルマもなかなか得点を伸ばせなかった。チームの攻撃が停滞する中で、アレックス・カークのスチールから平良彰吾がボールをもらうと、すでにリングへ走っていたアルマにパスが渡り、豪快なダンクシュートを決めて勢いを取り戻した。
今シーズン最多の27得点を挙げたアルマは「相手とのマッチアップで優位性を取ることができ、チームメートが良い位置で自分にパスをしてくれたことで、得点を重ねることができた」と振り返る。11月唯一のホーム戦である6日に向け「次の試合も集中し、自信を持って準備していく」と気を引き締めた。
(屋嘉部長将)
▽りそなBリーグ1部(おおきにアリーナ舞洲、4829人)
キングス 8勝3敗
95―84(29―18,20―20,20―22,26―24)
大 阪 6勝5敗
序盤から主導権
桶谷大HC(キングス)の話 立ち上がりが一番重要だとチームで共有しており、自分たちが序盤から主導権を握ることができた。厳しい時間帯もあったが、自分たちのやるべきことをやり、試合をコントロールできたことが収穫だった。