沖縄の自己決定権の確立や辺野古新基地建設阻止を目的とする市町村議員有志の会は21日、オール沖縄会議や県議会与党会派に設立を報告した。オール沖縄会議の福元勇司事務局長は辺野古阻止に向けて「県民の新しい希望になると思う」などと激励した。
瑞慶覧長風南城市議ら有志の会メンバー5人が、県議会や那覇市内のオール沖縄会議事務所を訪ねて設立趣旨などを報告した。
オール沖縄会議との面談で、瑞慶覧市議は「辺野古反対という理念は同じ、一緒に声を上げていただきたい」と望んだ。福元事務局長は「皆さんの行動は県内、県外に波及する新しい希望になると思う。力を貸してほしい」と答えた。
有志の会は16日に発足し、21日時点で108人の県内市町村議員が参加する。議員らは既存の政党や政治勢力にとらわれず、自らの判断で参加している。同会は10月上旬にも那覇市内で連帯集会を開く予定。(佐野真慈)