久高友弘前那覇市議会議長による金銭受領疑惑を巡り、知念覚那覇市長は25日の定例記者会見で議員辞職した久高氏への見解を問われ「極めて遺憾であり、非常に残念だ。公職に就いていた人が持つ説明責任は一般の人とは違う。きっちり説明責任を果たしてほしい」と要望した。一方、県警から捜査協力依頼がきた場合の対応について「全面的に協力したい」と述べた。
久高氏はこれまでに、政務活動費を不正受給した疑いで県警から家宅捜索を受けたほか、那覇市有地の所有権を巡って、議長室で不動産コンサルタント会社代表の男性らから現金4千万円を受領したことを認めている。
市有地に関して知念市長は「長年の対立案件となっているが、裁判では市が勝訴した。市としては引き続き誠心誠意主張していく」と語った。
(吉田健一)