愛知県出身の歌手・海蔵(かいぞう)亮太がこのほど琉球新報社を訪れ、自身のデビュー5周年を記念して今年4月から毎週楽曲を連続配信し、世界記録に挑戦するプロジェクト「Anniversary Every Week Project 週刊海蔵」などをPRした。現在の世界記録の更新を目指して、アップルミュージックやスポティファイなど音楽ストリーミングサービスで毎週楽曲を配信中だ。
海蔵は2016、17年のカラオケ世界大会(KWC)で2年連続チャンピオンに輝き、18年にシングル「愛のカタチ」でメジャーデビューを果たした。19年の「第61回輝く! 日本レコード大賞」で新人賞を受賞した。
カラオケ世界大会の海外の音楽プロデューサーら審査員から「日本語は言葉の響きが美しい言語。海蔵が歌うとより日本語の良さが印象に残る」と評価してもらえたという。デビュー時から「日本人にも日本語の言葉の美しさを伝えたい」という思いが胸にあるという。
世界記録の更新には少なくとも来年4月まで、55週連続配信し続けなければならない。世代やジャンルを問わずさまざまな楽曲に挑戦しているという。「僕も歌が大好きなので、続けてきたことが世界挑戦につながっている」と記録更新に前を向く。「世界記録は絶対目標だが、その先も続く可能性も高い。そこからスタート、続けながら違うことにも挑戦していく年にしたい。沖縄でもライブがしたい」と意気込んだ。
(田中芳)