【石垣】石垣市議会(我喜屋隆次議長)は11日の12月定例会で、有事の避難などに必要だとして、新石垣空港滑走路を800メートル延長し機能の強化・拡充を図るよう管理者の県が国に要請するよう求める意見書を賛成多数(賛成12、反対1、退席7、欠席1)で可決した。宛先は県知事ら。
意見書は新石垣空港の滑走路は現在2千メートルだが、観光需要の増加で機能強化が喫緊の課題だと指摘。国が各地の空港を安全保障上の「重要拠点」として整備する方針を示していることにも触れ、滑走路延長は「自然災害や有事の際の避難、支援にも必要だ」とした。意見書は与党の友寄永三氏がこの日の一般質問終了後に緊急動議として提出。野党の多くは「緊急性がない」などとして退席した。
(照屋大哲)