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石垣市長、防衛予算で水道事業 沖縄防衛局に助成を要請 浄水場移転など推進「不測の事態に備える必要」


石垣市長、防衛予算で水道事業 沖縄防衛局に助成を要請 浄水場移転など推進「不測の事態に備える必要」
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 石垣市の中山義隆市長は26日、沖縄防衛局を訪ね伊藤晋哉局長に、島しょ防衛体制強化のための市水道事業推進に関する予算確保を求める要請書を手渡した。

 要請書では、市は白水原水調整池の増設や石垣浄水場の移転を計画しているが、県の水道事業の予算では実現が困難だと指摘。その上で、万が一の不測の事態により、長期的な飲料水の確保が必要となった場合に備える必要があるとした。水道事業実現のため防衛省の民生安定助成事業での予算確保を求めた。

 27日の記者懇談会で、報道陣から防衛予算に頼る狙いを問われた中山市長は「補助率が高いからだ」と答えた。

(照屋大哲)