陸自訓練場計画に反対相次ぐ 沖縄県うるま市 防衛省が初の住民説明会


陸自訓練場計画に反対相次ぐ 沖縄県うるま市 防衛省が初の住民説明会 住民説明会で質問する地元住民=11日、うるま市の石川保健相談センター
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 【うるま】うるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場新設を計画している防衛省は11日、うるま市内で地元の旭区と東山区を対象とした初の住民説明会を開いた。約280人が参加した。住民からは「区民のことを何も考えていない」と反対の声が相次いだ。

 防衛省は「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面している」と防衛力強化の必要性を強調。

 ゴルフ場跡地を選定した理由に(1)一定の広さを確保できる(2)本島中部に位置しアクセスの利便性が高い(3)既に開発されており整備工事の影響が少ない(4)災害時の活動拠点、住民の避難場所として活用できる―を挙げた。

 また、これまで示されていた訓練内容を縮小すると説明。空包は使用せず、ヘリは災害時や緊急時の飛行のみとした。

 (金盛文香)