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音楽集団グルッポ・ムジチーニ 沖縄ツアー 編成・演目多彩に


音楽集団グルッポ・ムジチーニ 沖縄ツアー 編成・演目多彩に 第三夜で演奏するグルッポ・ムジチーニ・オーケストラ =3月23日
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 音楽集団グルッポ・ムジチーニ(照屋江美子主宰)は3月20、21、23日に「沖縄ツアー2024」を那覇市のパレット市民劇場で開催した。3日間を通して室内楽やオペラ、弦楽オーケストラなどの多彩な演目を披露し観客を魅了した。東京と沖縄で活躍する音楽家で構成する特別編成によるオーケストラやトリオなどさまざまな編成で幅広い演奏を聴かせた。第二夜と第三夜を取材した。
 第二夜は「デュオリサイタル」と題し、照屋江美子(ソプラノ)と仲本博貴(バリトン)が、ドイツ歌曲からイタリアオペラの喜劇など幅広い演目を披露。仲本はシュトラウスの「献呈」など、照屋はフランツ・リストの「ペトラルカの3つのソネット」をそれぞれ清らに伸びやかな歌声で聴かせ、拍手喝采を受けた。ピアノは武田光史が務めた。第三夜は「弦楽と交響曲の饗宴」と題して、モーツァルトの「バイオリンとビオラのための協奏交響曲」など4演目を披露。指揮は水野信行が務めた。
 第一夜は「音楽のコラージュ」と題してフンメルの「七重奏曲Op.74」(抜粋)などを演奏した。そのほかの出演は中村静香(バイオリン)、店村眞積(ビオラ)、堀了介(チェロ)ら。 (田中芳)