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台風6号保険金145億円 過去最高 昨夏、再接近で被害増


台風6号保険金145億円 過去最高 昨夏、再接近で被害増 台風6号は各地で大きな被害を残した。暴風にあおられ横転したり、ひっくり返る車両=2023年8月2日午後0時56分、北中城村(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 當山 幸都

 2023年の台風6号による被害で支払われた火災保険、自動車保険などの保険金は24年3月31日時点で計145億353万円(2万263件)となり、18年の台風24号を上回って県内過去最高額だったことが27日までに、日本損害保険協会沖縄支部のまとめで分かった。件数も最多。沖縄地方に再接近し、暴風域に入る時間も長引いたため、被害の大きさが保険にも反映された。

 沖縄に拠点を置く損害保険会社10社の支払額を集計した。これまで支払額が最も大きかったは18年の台風24号で118億3617万円(1万6723件)。

 23年の台風6号の支払額内訳は、建物や家財の損害に対応する火災保険(住まいの保険)が最も大きく132億6800万円、車の損傷時の車両保険が7億7800万円、風などでけがをした場合の傷害保険が4億5700万円などだった。

(當山幸都)