キングス連覇に「あと1勝」届かず 広島が初優勝 第3戦までもつれた激闘終幕<BリーグCS決勝>


キングス連覇に「あと1勝」届かず 広島が初優勝 第3戦までもつれた激闘終幕<BリーグCS決勝> 連覇を逃し、ブースターの声援に応える今村佳太(手前)らキングスの選手たち=28日夜、神奈川県の横浜アリーナ(大城直也撮影)
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 プロバスケットボールBリーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)ファイナル(決勝)の第3戦は28日、神奈川県の横浜アリーナで行われ、琉球ゴールデンキングス(西地区2位)はワイルドカードで勝ち上がってきた広島ドラゴンフライズ(西地区3位)に50―65で敗れた。キングスは対戦成績1勝2敗で準優勝となり、2連覇を逃した。

 勝った広島はBリーグ初優勝。2季連続で西地区のチームが優勝した。 

 キングスは前半から広島の高さと堅守に苦戦し、リバウンドを拾えずショットも打たせてもらえなかった。3点弾の確率が上がらない中、広島に第1クオーター(Q)終盤から第2Qにかけて4連続3点弾を決められた。それでも松脇圭志と岸本隆一の連続3点弾や堅守で食らいつき、29―35で折り返した。

 後半は第3Q序盤に今村佳太が連続得点などで追い上げムードを作り、6点差で第4Qに突入した。しかしミスから攻撃の機会を失い、逃げきられた。

 今季のキングスは西地区7連覇を逃し、2位でCS出場権を得ていた。CSは3戦とも第3戦までもつれ込む接戦だった。

 (屋嘉部長将、古川峻)