昭和天皇が1947年9月、側近を通して連合国軍総司令部(GHQ)に対し、沖縄の長期占領を希望することを口頭で伝えた。GHQ政治顧問シーボルトが「琉球諸島の将来に関する日本の天皇の見解」いわゆる「天皇メッセージ」として書簡にまとめた。その内容は「米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が希望していることを言明した。天皇の見解では、そのような占領は米国に役立ち、また日本に保護を与えることになる」とした。
「天皇メッセージ」 (てんのうめっせーじ)
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琉球新報社