模合 (もあい)


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 頼母子講、無尽講の一つで、私的な金融互助組織。親睦的なものから営農資金・機械購入などさまざまな資金造成のために起こされた。寄合(ユーレー)ともいう。琉球では1733(尚敬21)年に、貧窮士族救済のためにこの法が定められたのが史料上の初見。模合崩れや不正も多く、1917(大正6)年には取締り規則も出来た。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)