屋取 (やーどぅい)


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 近世後期、貧窮士族が首里を出て地方へ都落ちし、人里離れた地に小屋掛けして荒蕪地を開墾し農業を営んだ。屋取は他地に宿るの意。居住人と呼ばれ寄り集まって集落を形成していった。屋取を起源とする集落(ムラ)は130余にのぼる。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)