米国民政府布告第13号「琉球政府の設立」によって1952年4月1日に創設された琉球政府の立法機関。復帰までの20年間、唯一の民意機関として活動した。この間、行政主席の指名や教公二法案審議による議会空転、米軍による事件、事故の処理、自治権拡大の取り組みなど数々の立法措置、抗議・要請決議を行った。しかし、絶対権力者の高等弁務官が必要な場合は法令・規則の拒否権を行使できるなど、いわば一定の枠内での立法権の保証であった。
立法院 (りっぽういん)
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琉球新報社