琉球漆器 (りゅうきゅうしっき)


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 沖縄の漆工芸の歴史は古く、15世紀にさかのぼる。素地は大物は杉、小物はヒノキで、現在センダン、デイゴ、シタマキを使用。加飾技法に、漆塗面に刃で文様を彫り、漆を摺り込み、金箔や金粉を押込む〈沈金〉、夜光貝、あわび貝を薄くして文様に切り漆面に加飾する〈螺鈿〉漆で文様を描き、その上に金箔を押す〈箔絵〉、他に〈密陀絵、漆絵〉があり、特色のある技法として、沖縄の高温多湿の条件ではじめて製作可能な〈堆錦〉がある。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)