呉服店にお酒片手にくつろぐカエル?! 商店街シャッターに目を引く彩り 学生たちが3日かけ描く


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おやかわ呉服店のシャッターに描かれた絵を考案した平尾隆八さん(右)と山口万葉さん=2日、沖縄市中央の一番街商店街

 【沖縄】沖縄市の一番街商店街にある「おやかわ呉服店」のシャッターにこのほど、カエルをモチーフにした鮮やかな絵が描かれた。図案や制作に携わったのは専修学校インターナショナルデザインアカデミー(IDA)の学生たち。店の親川雅矢さん(30)は「シャッターが閉まっているときでも目を引く。商店街に足を運ぶきっかけになればうれしい」と期待した。

 IDAの学生らの作品を展示するイベント「DESIGN COMP」の一環で企画された。親川さんが学生たちの自由な発想で描いてほしいと提案。グラフィックデザイン科1年の平尾隆八さん(20)と山口万葉さん(19)が呉服店とコザの街をイメージし、お酒を片手にくつろぐカエルの原画を考案した。クラスの有志らも手伝い、約3日かけて完成した。

 平尾さんらは「『うちにも描いてよ』という反響もあった。街に活気が広がるとうれしい」と笑った。