「サンゴの卵、しょっぱかった」 子どもたちがサンゴの産卵を見守り 座間味村阿嘉島


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サンゴの産卵を見守る子どもたち=7日、座間味村阿嘉島(あか・げるまダイビング協会提供)

 【座間味=阿嘉島】初めて見るサンゴの産卵に感動―。座間味村立阿嘉小学校の小学3年生から6年生が参加するサンゴ産卵観察会が7日、沖縄県座間味村阿嘉島の真謝ビーチで行われた。毎年あか・げるまダイビング協会の協力で行われており、今年で16年目。

 ウエットスーツを着た子どもたちはダイバーの説明をしっかり聞きながら、ゆっくりと海へ入り、浜から20~30メートル先のサンゴの元へとたどり着いた。

 初めて産卵を見た3年生たちは「きれいだった。感動した!」「食べてみたらしょっぱかった」「バンドル(卵と精子が入ったカプセル)の中の小さな八つの卵は見えなかった」「数が少ないかもしれないと言われていたけど、思ったよりたくさん産まれていた」と産卵の様子に興奮を隠しきれないようだった。無事に観察会ができたことを喜ぶ恒例の「バンザイ」は、今年も満面の笑みがあふれた。
 (潮平真由美通信員)