「夏休み、咲くと終わり」桜に似たハシカンボク、名護岳周辺に


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 【名護】名護岳周辺で桜のようなハシカンボクが咲きだした。草丈は70センチ、花は花茎の先端から上向きに伸び、多数つける。花弁は4枚。

 ドライブに来ていた名護市の岸本正勝さん(75)は「子どもの頃、この花が咲くといよいよ夏休みも終わりだな、と寂しくなりましたよ」と懐かしそうに話した。

 湿り気を好む花。本土では流通名が「さくら小町」とつけられているようだ。

 分布は奄美大島から沖縄。方言でハーウレンファ。ノボタン科。
 (幸地光男通信員)