国頭・辺戸で23キロガーラ釣れた 磯釣りで自分史上最大 悪条件負けず「格闘」


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ロウニンアジを釣り上げた大城正基さん=20日、国頭村辺戸海岸

 【国頭】国頭村辺戸海岸で20日、重量23・3キロ、全長108センチのロウニンアジ(ガーラ)が磯釣りで釣れた。釣り上げたのは大城正基さん(29)=国頭村与那。普段からよく行くという場所で父親の正和さん(67)と午前7時ごろから釣り始めた。この場所は、普段から波のうねりが高い荒場で、この日は特に波が荒く、釣りをするには厳しい悪条件となった。

 そんな中、ヤマトナガイユ(ツムブリ)、イラブチ(アオブダイ)、マービ(イスズミ)などが釣れた。午後からは大物を狙い、餌は釣れたイスズミ約40センチを生き餌にして投入、アタリが来るのを待った。

 投入して10分後の午後1時ごろ、竿(さお)が大きくしなった。リールからラインが勢いよく飛び出しているのを確認、急いで竿を持ち糸を巻き上げた。

 釣り針がしっかりと掛かり、魚の引く強さが全身に伝わりの大物の手応えを感じたという。約1分間の“格闘”で運良く釣り上げた。

 水面に浮かんできた魚は、父親の正和さんと共にギャフで掛けてロープで引き上げた。自身がこれまで釣った魚では一番の大物で、刺し身にすれば大人約60人分にはなると思われる大きさだったという。

 正基さんは、釣りや海に関しては父親から教えられたことが多々あるという。「今日は、あまり良い条件ではなかったので、まさかこんな大物が釣れるとは思ってもいなかった。びっくりしている。やっぱり釣りは楽しい」と満足そうに笑顔で話した。
 (新城高仁通信員)