平和つなぐ18万個の光 糸満観光農園でイルミネーション点灯 電飾遊具の「星空ゆうえんち」も


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約18万個の電球を使用した色鮮やかなイルミネーション=19日、糸満市観光農園

 【糸満】糸満市観光農園のイルミネーション点灯が19日から始まった。1月3日まで。昨年までは「いとまんピースフルイルミネーション」だったが、今年から指定管理者変更やジョン万次郎上陸の地といった市の歴史を踏まえ、「2020イルミネーション&ジョン万Fes」と名称が変わった。同農園イルミネーション実行委員会が主催する。

 平和の尊さを伝えることを継承し、コロナ禍でイベント中止が相次ぐ中、光を通して市民に楽しんでもらうことが目的。市内で栽培されているジョンマンコーヒーのPRも兼ねている。

 点灯式で當銘真栄糸満市長は「新型コロナウイルスの早期収束と世界平和の願いを込めた点灯だ」とあいさつした。

 約18万個の電球を使用し、色とりどりのアーケードやシンボルタワー、ジョン万次郎が上陸時に使用したといわれるサバニの再現のほか、電飾で彩られた3種類の遊具をそろえた「星空ゆうえんち」も開催。星空トランポリン(400円)、虹色観覧車(500円)などがある。大道芸人のショーや屋台なども楽しめる。

 点灯時間は午後6~10時までだが、31日のみ24時半まで。大人千円(前売り500円)、中高校生500円(同300円)、小学生以下入場無料。前売り券はファーマーズいとまん、美ら島観光旅行部で販売。無くなり次第終了。