結婚を祝いに来た巨大マンタ 海外旅行を諦めたカップルに訪れた奇跡


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渡嘉敷村阿波連ビーチ沖の「ハナリ島」周辺を悠々と泳ぐ巨大マンタ=12月27日、渡嘉敷村(西浦由里子さん撮影)

 【渡嘉敷】渡嘉敷村渡嘉敷のダイビングショップ「島あしび」の代表西浦由里子さんが12月27日午後2時ごろ、同村阿波連ビーチの沖合約1キロに浮かぶ無人島「ハナリ島」周辺で水深約4メートルの海域を遊泳する巨大エイの仲間(マンタ)の撮影に成功した。

 西浦さんは、新婚旅行で海外に行く予定だった夫婦がコロナの影響で渡嘉敷村に来てくれたことから、ハナリ島の水深約4メートルでの体験ダイビングに案内した。その際に約5メートルもあるマンタに遭遇、最初から最後までボートの近くで悠々と泳ぐ巨大マンタの優雅さを堪能したという。

 渡嘉敷村でのダイビング歴が23年の西浦さんは「渡嘉敷島周辺でダイビング中に巨大マンタを見るのは珍しい。しかもハナリ島では初めてだ。お客さんの結婚を祝ってくれているかのようだった。今後もハナリ島にマンタが来ることを期待したい」と興奮気味に話した。
 (米田英明通信員)