「島ぜんぶでおーきな祭 第13回沖縄国際映画祭」(沖縄国際映画祭実行委員会主催)が17、18日の両日、那覇市の桜坂劇場とホテルアンテルーム那覇、北中城村のイオンモール沖縄ライカムで開催された。「もう一度、映画館からはじめよう!」をキャッチフレーズに、2日間で桜坂劇場で26作品、オンラインで25作品の映画が上映され、延べ2万5千人が参加した。
「地域発進型映画」枠では、初恋クロマニヨンの松田正が初監督を務めた、読谷村の電照菊畑を舞台にした「こんな、菊灯りの夜に」や、同じく真栄平仁(ひーぷー)が初めてメガホンを取った、うるま市が舞台の「闘牛女子。」など新進気鋭の作品が光った。「特別招待」枠は、「リスタート」「女たち」「夢の残像」「メイド・イン・ヘヴン」の4作品を上映した。東京と中継を結んでの舞台あいさつ上映など、コロナ下で可能な限りの演出を施し、来場者を楽しませた。
「クリエイターズ・ファクトリー2020 U―25映像コンペティション」は、グランプリに大河聡監督の「阿頼耶識(ARAYASHIKI)」、審査員特別賞に西村翼監督の「Sea you again」が選ばれた。映画祭の様子を写真で紹介する。
(写真撮影・藤村謙吾、田中芳)