【写真】スーパームーン月食の夜、サンゴ大量産卵 宇宙と海が響き合う


この記事を書いた人 Avatar photo 嶋野 雅明
大潮の満月前後の夜、大量に産卵するミドリイシサンゴの仲間。上の光はライト=5月26日、午後10時ごろ、渡嘉敷村の阿波連ビーチ(松田崇さん撮影)

 沖縄県の渡嘉敷村の阿波連ビーチで5月26日の夜、サンゴの産卵が見られた。地元のダイビングショップ「リラックスアイランド渡嘉敷」代表の松田崇さん(49)が撮影に成功した。この日は皆既月食があり、さらに月が大きく見えるスーパームーンに当たる夜だった。

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 松田さんは午後10時ごろ、阿波連ビーチのサンゴ産卵を調査中にミドリイシサンゴ、スギノキミドリイシサンゴ(枝サンゴ)の大量産卵を確認した。

 松田さんは「今年はスーパームーンの皆既月食と同日にサンゴの産卵も合わせて見られて感激でした。自然界の神秘さに魅せられました」と声を弾ませた。

 サンゴは1年に1度だけ、5~6月の大潮時の満月前後の夜に卵と精子を海中に出して受精する。(米田英明通信員)

夜空に赤く光る皆既月食の軌跡=26日午後8時から午後8時40分、南風原町から南城市方面を撮影(写真9枚を比較明合成)

 

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