沖縄県の渡嘉敷村の阿波連ビーチで5月26日の夜、サンゴの産卵が見られた。地元のダイビングショップ「リラックスアイランド渡嘉敷」代表の松田崇さん(49)が撮影に成功した。この日は皆既月食があり、さらに月が大きく見えるスーパームーンに当たる夜だった。
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松田さんは午後10時ごろ、阿波連ビーチのサンゴ産卵を調査中にミドリイシサンゴ、スギノキミドリイシサンゴ(枝サンゴ)の大量産卵を確認した。
松田さんは「今年はスーパームーンの皆既月食と同日にサンゴの産卵も合わせて見られて感激でした。自然界の神秘さに魅せられました」と声を弾ませた。
サンゴは1年に1度だけ、5~6月の大潮時の満月前後の夜に卵と精子を海中に出して受精する。(米田英明通信員)
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