24日に開幕する東京パラリンピックへ向けて、聖火の種火をつける「採火」が12日、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園にある「平和の火」や、名護市嘉陽の聖火宿泊碑聖火台など県内6市町で実施された。採火した人たちは平和への思いも込めた。14市町で採火された火を集約し、開催地の東京都に送り出す「集火・出立式」が14日に那覇市内で開かれる。
12日は那覇市、浦添市、与那原町、久米島町でも採火された。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため採火式の参加者を制限し、天候不良などで式典を中止した地域もあった。うるま市と嘉手納町は採火自体が中止となった。
14日の「集火・出立式」は各地域の火を直接集めず、採火の様子を映像で流して思いを一つにする。全国各地の火と、パラ発祥の地・イギリスのストーク・マンデビルの火を集約して一つにする「集火式」は20日、東京都で開かれる。