「ゴミ捨てたらマナブおじさんに言うからな!」区民応募で制作したユニーク看板が話題 沖縄市


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区民からの応募で制作されたユニークなポイ捨て対策看板=8月、沖縄市の美里公民館

 【沖縄】「ゴミ捨てやめて コロナすてよう」。沖縄市の美里自治会(久高唯文会長)が8月、ポイ捨て対策として地域内のメイン通りに設置した立て看板がユニークと話題だ。

 1万2千余の人口を抱える美里自治会。昔ながらの路地は屋敷の構えは広く、閑静で厳かな雰囲気が漂う。一方、県合同庁舎や大規模な美里公園が設置されるなど市街化が急速に進み、環境問題も顕在化してきた。不法投棄などを防ぐため看板設置を企画し、4月から区民に標語応募を呼び掛けた。

 多くの応募作品の中から、「ゴミ捨てたらマナブおじさんに言うからな!」「神様はみた!ゴミを捨てたあなたを」など7本を選抜した。区民から「本当にマナブおじさんはいるの」と、問い合わせがあるなどの反響もあった。

 看板は縦約1.5メートル、幅約50センチ。ごみ捨てが目立つ美里公園の交差点を中心に設置した。

 久高会長は「区民の協力により、市内で環境整備が行き届いていると思う。地域を大事にする子どもたちの自信と誇りにもつながることを願っている」と話した。
 (岸本健通信員)