熊本から首里城再建応援画 小中学生が作成 興南アクト部が橋渡し


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沖縄美ら島財団に熊本の人々から預かった支援金と絵を寄贈した興南アクト部の生徒ら=28日、那覇市の首里城公園

 興南高校・中学の生徒らで構成する興南アクト部は28日、那覇市の首里城公園を訪れ、熊本の「川尻お寺deフェスタ」実行委員会からの支援金4万7281円と、熊本の小中高校生が作成した絵を沖縄美ら島財団に贈った。

 絵は熊本地震の後に首里城火災が起きたことを受けて、熊本の小中高校生の有志が熊本城と首里城などを描いた応援絵画を制作した。同部が4月ごろに受け取り、校内展示を経て送り届けた。

 興南高1年の古見萌々花さん(15)は「熊本の人々が首里城を思って寄付してくれてうれしい。これを機に熊本の学校と交流したい」と話した。

 首里城公園管理部の儀保ゆかり統括は「絵の展示場所は検討中だが、早く園内で展示したい。寄付金は展示品の修復などに活用したい」と感謝した。