「一年の計」は分散で…初詣の密を避けるよう呼び掛け 沖縄県護国神社


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初詣に向けた準備に追われる神職ら=20日午前、那覇市の県護国神社

 年末が近づき、沖縄県内の神社では初詣に向けた準備が始まっている。新型コロナウイルスの感染防止対策を講じながら、21年に続き分散参拝を呼び掛けている。

 那覇市奥武山の県護国神社では、参拝者が密にならないよう、21年年始に続き例年の3倍となる幅15メートルのさい銭箱を設置。足元には等間隔にテープを貼り、間隔をとって並ぶよう促す。外出を自粛する人からの「郵送祈願」も受け付ける。

 コロナ前は三が日で26万人ほどの参拝客があったが、21年は2割減の19万人となり、22年も同程度を見込む。

 神職の前原万岐(まき)さんは「(1月)10日までは時間を拡大してお参りできるようにしている。焦らず検討していただきたい」と話した。
 (當山幸都、写真も)