「ウルとら」楽しい1年に 毛糸アートのトラいっぱい 宜野座のデイサービス利用者ら


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虎の親子と、宜野座村のシンボルである水と緑と太陽が表現された手工芸アート

 【宜野座】宜野座村の社協デイサービスセンター(金武司会長)では毎年、正月明けに、壁面に制作される手工芸アートを背景に恒例の記念撮影が行われる。手工芸を担当している職員の石川香代子さんを中心に、今年は毛糸アートの手法を用い、虎の親子と、宜野座村のシンボルである水と緑と太陽が描かれた。寅(とら)年に「ウルとら」楽しい一年になるようにという願いが込められている。

 デイサービス利用者によって昨年12月に制作が行われ、壁面アートには制作に関わった部位に名前も記されている。手工芸を通じて指先を動かすことは脳の活性化につながり、“全集中”で意欲的に取り組まれた。

手工芸アートを背景に恒例の記念撮影をする利用者ら=5日、宜野座村の社協デイサービスセンター

 壁面アートは10年以上続く恒例行事で、デイサービスが大みそかも営業されることから、正月の休業を利用し、石川さんらのボランティアによって取り付け作業が行われている。

 石川さんと利用者の共同制作物は、社協の館内随所にちりばめられており、クリスマスの時期には廊下があたかも商店街のアーケードのように鮮やかに華やかになる。

 まだまだ「トラ」ベルは難しい状況ですが、こち「とら」楽しいデイサービスで、元気に歳「とら」ないで、過ごし「タイガー!」。
 (池辺賢児通信員)