沖縄気象台は1日、ヒカンザクラの満開を観測したと発表した。平年と比べ3日早い観測だった。2021年も2月1日が満開日だった。
気象台の観測基準は、標本木で80%以上咲いた状態となった日を満開日としている。ヒカンザクラの標本木は那覇市首里末吉町の末吉公園内にある。
末吉公園では、散歩やジョギングをしている地元住民がヒカンザクラの木の下で足を止め、満開の花に見入っていた。
沖縄のサクラは、ピンク色で花が下を向くのが特徴のヒカンザクラ(緋寒桜)が一般的。ソメイヨシノはほぼ見られない。冬に一定気温まで下がらないため開花が促されないためとされる。