【那覇】沖縄都市モノレール(ゆいレール)の安全と那覇市首里石嶺町の発展を願い、いしんみ村あしび実行委員会(玉城俊光実行委員長)は12日、ゆいレール石嶺駅の東西にある交通広場に、2体ずつ計4体の「四神シーサー」と銘板を設置した。
同実行委員会は、2019年10月の石嶺駅開業を記念した祭り「いしんみ村あしび」などで資金を造成し、銘板製作費用などに充てた。シーサー製作費用は主に、実行委員の奥原宗喜さんと座波孝一郎さんの寄付金を充てた。シーサーと銘板は市に寄贈された。
四神は東西南北を守る神とされる。郷土史家の古塚達朗さんから助言を得て、交通広場の東に青龍(青色)、西に白虎(白色)、南に朱雀(赤色)、北に玄武(黒色)のシーサーが設置された。青龍は湧田陶器の湧田弘さん、白虎は陶藝玉城の玉城望さん、若子さん夫妻、朱雀は壺屋陶工やちむん家の新垣光雄さん、玄武は島袋陶器所の島袋常栄さんが製作した。
玉城実行委員長は「新しいシンボルが誕生して、ますます地域力のある住みよい町になることを願う」とあいさつした。城間幹子市長は「4体のシーサーに守られる石嶺、市全体の繁栄を心から願いたい」と述べた。
(比嘉璃子)