ベゴニア15万本、鮮やかに咲き誇る 名護・すえよし花園 命つなぐ「支え合いの木」も


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ベゴニアに囲まれる園主の末吉久志さん=3月25日、名護市稲嶺の「すえよし花園」
倒れそうになった木(右)を支えている木

 【名護】名護市稲嶺のすえよし花園で、ベゴニアが見頃を迎え、鮮やかなピンク色の花が斜面を彩っている。園内には倒れた木が隣の木に寄りかかり命をつないでいる「支え合いの木」もあり、園主の末吉久志さんは「ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。

 園内には約15万本のベゴニアが咲き誇っている。ベゴニアは葉の色の変化も楽しむこともできるという。冬アジサイもまだ見頃だ。園の高台からは羽地内海を一望することができ、晴れた日には伊平屋島が見える。末吉さんは「若い人も来る。デートスポットにもなるね」とPRする。

 ロシアのウクライナ侵攻を機に末吉さんは、「支え合いの木」が支え合って互いに元気な葉を広げている姿に感心するようになった。「木でも支え合っているのに、人間は隣国同士で戦争をしている。この木をプーチン(ロシア大統領)に見せたい」と語った。

 入園料は大人(高校生以上)400円、小中学生200円。営業時間は午前9時~午後6時。年中無休。

 問い合わせは(電話)090(1947)1234。