クジラ大きい!実物大の絵で体感 鯨類研の後藤さんが出張授業 沖縄市・宮里小


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日本鯨類研究所の出張授業を終え、体長7メートルのミンククジラが描かれた布の下に集まった児童ら=8日、沖縄市の宮里小学校

 【沖縄】沖縄市立宮里小学校にこのほど、クジラの研究をする日本鯨類研究所(東京都)の後藤睦夫主任研究員が訪れ、6年生約180人に出張授業をした。児童らはクジラの生態や調査方法などを学んだほか、実物大のクジラが描かれた布や骨伝導機器を使って、クジラを身近に感じる体験学習もした。

 児童らは体長7メートルのミンククジラと体長約24メートルのシロナガスクジラが描かれた布を体育館に広げ、クジラの大きさを体感しながら後藤研究員の説明に耳を傾けた。

 児童からは「もっとクジラのことを知りたい」「沖縄にいるクジラを見てみたい」といった声が上がった。児童(11)は「体の大きさや目の位置など鯨のことをよく知れた。友達に教えたい」と満足した様子で話した。

 日本鯨類研究所は全国の学校に出向き、クジラの出張授業を行っている。後藤主任研究員は「クジラの生態を子どもたちに伝えて、興味を持ってもらいたい」と語った。
 (石井恵理菜)