
那覇市の小禄高校では卒業式の式典後、在校生が明るく鮮明な映像を壁面に投影するプロジェクションマッピングなどで卒業生の門出を祝った。コロナ禍で制限の多い生活を送った先輩方に、最後に思い出を残してもらおうと生徒会やPTAが企画した。
舞台側の壁一面に映し出された花火や星空などのプロジェクションマッピングとともに、学園祭や球技大会、学校生活の思い出の写真が映し出された。マスク姿からも楽しい表情が伝わってくる写真の数々だった。
企画したメンバーで2年生の大城結衣さん(17)は「思ったよりも驚いてくれたので良かった。先輩が卒業するのは寂しいが、次の目標に向かって頑張ってほしいという思いを込めた」と話した。
(中村優希)