びっくり!急成長ガジュマル、わずか15年で高さ10メートル、直径1.6メートルに 沖縄・渡嘉敷


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樹齢15年で大木となったガジュマル=4日、當山清林さんの旧家畜小屋敷地内

 【渡嘉敷】渡嘉敷村渡嘉敷の恩良地原(うんらちばる)にある當山清林さん(85)所有の旧家畜小屋の敷地内で、15年前に自然に生えたガジュマルが急激に成長し、高さ10メートル余、直径約160センチ、周囲約2メートルの大木となり、島民をびっくりさせている。

旧倉庫の屋根丸太に生えるガジュマル=4日、當山清林さんの旧家畜小屋敷地内

 當山さんの旧家畜小屋は、渡嘉敷集落の田畑地帯で渡嘉志久、阿波連集落へ通じる村道沿いにある。かつて田畑地帯の農耕地だった場所で、現在はキクラゲ、シイタケ、スッポン養殖、果実栽培などを行っている。

 當山さんは「この場所は栄養素が多く含まれ、植物の成長に適した農地。ほかの場所に比べてガジュマルの成長条件が良かったのでは」と要因を話した。小屋の入り口の村道沿いにある旧倉庫の屋根用丸太の隅からもガジュマルが生えて成長し、道行く人の目を引いている。

 「根っこが地面に向けて伸びてきているのでしばらく見守りたい」と話した。
 (米田英明通信員)