快挙、盛大に祝う 浦中相撲部、県勢初全国V


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 【浦添】浦添中学校相撲部の県勢初の全国制覇を祝う記念祝賀会が8日、同校体育館で開かれた。保護者や住民、相撲、教育関係者らが多く集まり、快挙を祝った。

 同部は8月に青森県で開催された第45回全国中学校相撲選手権大会で、団体優勝した。先鋒(せんぽう)の仲里隆治君、中堅で主将の當眞嗣斗君、大将の城間瑠正君=いずれも15歳、3年=は堂々の土俵入りで登場。スクリーンに全国優勝を決める城間君の豪快な上手投げが映し出されると、会場からは歓声が上がった。
 當眞君は「皆さんのおかげで優勝できた」と感謝した。城間君は「多くの人に祝ってもらえてうれしい」、仲里君は「練習は厳しかったが、成果が出せた」と胸を張った。
 土俵入りを見た玉城甚校長は「3選手で体重は四百十数キロ。朝の水やりや清掃、時を守り、場を清め、礼を正し、本番も平常心で戦った」と選手をたたえた。
 県相撲連盟の和宇慶勝則会長は「優勝は偶然でなく必然だった」と語った。當眞君の父嗣有(つぐあり)さん(60)は「熱い指導や地域、友人の励ましのおかげだ」と述べた。

県勢初の全国制覇をした浦添中学校相撲部メンバーと祝福に集まった人たち=8日、同校体育館