【国頭】国頭村宜名真で、伝統のフーヌイユ(和名シイラ、しまくとぅばでマンビカー)漁が最盛期を迎え、秋の風物詩である天日干しする光景が広がっている。宜名真漁港では29日に午前10時から「フーヌイユまつり」が開かれる。地元住民らは連日、天日干ししながら祭りの準備に向けた食材を蓄えている。
今回で2回目となるフーヌイユまつりは第1回の昨年、来場者の多さにフーヌイユが足りなくなったという。ことしは不足しないようにと準備に余念がない。まつりでは、伝統の引き縄を活用したフーヌイユ漁や釣ったフーヌイユのさばきなど、魚のつかみ捕りの体験が有料で参加できる。フーヌイユ釣り体験は事前の申し込みが必要となる。
宜名真区の山入端立全区長は「マグロの解体やフーヌイユの姿焼きも用意し、昨年より料理も増やしている」と来場を呼び掛けた。
祭りの問い合わせは宜名真共同店(電話)0980(41)8143。