圧巻の荒事、堪能 松竹大歌舞伎


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迫力の荒事で圧倒する尾上松緑さん=23日、浦添市の国立劇場おきなわ(諸見里真利撮影)

 沖縄銀行創立60周年記念公演「松竹大歌舞伎」(主催・琉球新報社、共催・国立劇場おきなわ運営財団、特別協賛・沖縄銀行、協賛・オリオンビール)が23日、浦添市の国立劇場おきなわで始まった。24日まで。

 同劇場での本格的な歌舞伎公演は初めて。多くの観客が訪れ、中村時蔵さんの巧みな舞や尾上松緑(しょうろく)さんの豪快な荒事、中村梅枝(ばいし)さんの妖艶な女形を堪能した。

 「歌舞伎十八番」の一つとして知られる名作「鳴神(なるかみ)」と舞踊「文売り」「三社祭」を上演した。長い歴史の中で洗練された一級のエンターテインメントが観衆を魅了した。24日は午前11時と午後3時半に上演する。当日券はSS席1万1千円、S席9千円。残りわずか。