地域

ヒカンザクラ狂い咲き オオムラサキシキブは秋演出

陽気に誘われ狂い咲きしたヒカンザクラ=14日、名護城

実を紫色に染めて秋を演出するオオムラサキシキブ=15日、名護岳周辺

 【名護】今は秋?春?それとも夏?

 「小夏日和」に花の世界も戸惑っている。ヒカンザクラが狂い咲きし、オオムラサキシキブは着実に実を紫色に染め、秋を演出している。


 名護城周辺では、このところの陽気に誘われ数本のヒカンザクラが咲き出した。市民らは「えっ!サクラが咲いている」と驚き、狂い咲きに「春を迎えたかのよう」と笑顔を見せていた。

 花は半開きに下向きに咲く。寒の頃、緋(ひ)色に咲くから緋寒桜。ヒガンザクラと間違うため、カンヒザクラとも。1月下旬頃満開になる。

 一方、オオムラサキシキブは、実を美しく紫色に染めてきた。これを「紫式部」に例え名が付いた。だが「源氏物語」には見られない。

 6月頃に枝先にたくさんの淡紫色の花を咲かす。気品漂う花だ。房総半島から沖縄にかけて分布。台湾、朝鮮半島にも生育する。

 サクラはバラ科、ムラサキシキブはクマツヅラ科。
(幸地光男通信員)