波照間島の繁栄を 旧盆中日に「ムシャーマ」


この記事を書いた人 大森 茂夫
ミルクを先頭にして練り歩くミチサネ=4日、竹富町波照間島

 【波照間島=竹富】旧盆中日の4日、竹富町波照間島で祖先を供養し、豊作・豊漁や無病息災を願う伝統行事「ムシャーマ」が行われた。住民や島出身者らがミルク(弥勒)を先頭にした仮装行列「ミチサネ」で公民館広場に集結して伝統の演舞などを披露し、島の繁栄を祈願した。

 ミチサネは集落で分けられた東組、前組、西組の順番で行われ、棒や獅子舞などを披露する老若男女が、列になって集落内を練り歩いた。

 公民館広場ではボー(棒術)やテーク(太鼓)の演舞が行われた後、公民館役員を中心に歌いながら輪になって回るニンブチャー(念仏踊り)がささげられた。

 ムシャーマには多くの観光客も訪れ、島最大の行事は盛り上がりを見せた。