五輪・パラ旗がやって来た 那覇・曙小で引き継ぎ式


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オリンピック旗(左後方)とパラリンピック旗を引き継がれた児童ら=6日、那覇市立曙小学校

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、オリンピック旗とパラリンピック旗が全国を巡回する「フラッグツアー」関連イベントが6日、沖縄県那覇市立曙小学校で開かれた。5日まで沖縄市立図書館で展示されていた旗の引き継ぎ式では、元競泳選手で北京・ロンドン五輪に出場した伊藤華英さんらが児童らにオリンピック旗とパラリンピック旗を手渡した。伊藤さんは「夢を諦めないで」とエールを送った。

 伊藤さんは、19歳でオリンピック出場を逃した経験を語り「1回の挫折で諦めないで。それは乗り越えていくためのチャンス。友だちと仲良くし相手を尊重することを大事にしてほしい」と呼び掛けた。

 オリンピック旗を受け取った小6の砂川希叶(かなと)君(12)は「重くて緊張した。夢を持って頑張ったらかなうと思った」と笑顔を見せた。

 フラッグツアーの県内巡回は10日まで。7~8日が沖縄市役所、9~10日が豊見城市役所で展示される。