沖縄県名護市大浦湾のマングローブ林近くで11日、大浦区の小学生2人が体長3メートル、重さ7・5キロのオナガウツボを捕獲した。
緑風学園5年の藤原倉一朗君(11)と同4年の大城ジュウダ君(10)の2人は、普段からよく釣りなどをしている沈下橋へ遊びに行った帰り道、潮が引いた泥の中に動かない「大ウナギ」を見つけた。大急ぎで家へ戻り、たも網と銛(もり)を持ち出し、難なく捕獲したという。
藤原君は「後からウツボと聞いて怖くなった」と話し、大城君は「とっても大きく、すごいと思った」と笑顔を見せた。地元の老人によると、昔は時々見掛けたが最近はなかなか見えないという。
地元の漁師から泥くさくて味はまずいと教わり、体長と重さを測った後、海へ戻した。(嶺井政康通信員)