トイレで芸術いかが 沖縄・今帰仁 「入りたくなる」作品展


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 【今帰仁】世界遺産今帰仁城跡に併設する沖縄県の今帰仁村歴史文化センターの多目的トイレ内で、誰でも入りたくなるトイレ・アートギャラリー展が10月から開催されている。

作品に囲まれ笑顔で来場を呼び掛ける石野裕子館長=今帰仁村歴史文化センター内多目的トイレ

 医療法人博寿会もとぶ記念病院(本部町)の利用者の展示。タイトル「しごとをすると、なにもかもすきなのが、かえますよ!以上」と題し100点以上の絵画や、毛糸などを使った作品が展示されている。

 同病院の作業療法室作業療法士一同は「精神疾患や認知症における『アートの力』と『コラボレーション』を柱に作品を制作した」とコメント。石野裕子館長は「温かみのある作品でぜひ癒やされてほしい」と来場を呼び掛けている。

 センター談話室では「今帰仁の移民」展も開かれている。いずれも12月31日まで、入場無料。問い合わせ(電話)0980(56)5767。
 (新城孝博通信員)