沖縄の景色、食べ物、人描く 座間味で撮影 映画「ココロ、オドル」完成 


この記事を書いた人 Avatar photo 高良 利香
映画「ココロ、オドル」の(左から)神山繁プロデューサーと岸本司監督、出演者の仲宗根梨乃さん、尚玄さん、山城智二さん。会見に同席した県文化観光スポーツ部の嘉手苅孝夫部長(右端)=18日、県庁

 映画「ココロ、オドル 満月荘がつなげる3つのストーリー」(岸本司監督・脚本)の完成発表会が18日、沖縄県庁であった。出演者の仲宗根梨乃さんと尚玄さん、山城智二さんらが同席した。岸本監督は「沖縄の美しさを県外、海外にPRできる作品」「見ている人が笑顔になる映画」と語り、来場を呼び掛けた。

 「ココロ、オドル―」は、2015年制作の短編映画「こころ、おどるkerama blue」を基にしたオムニバス映画。「夫婦になれない男と女」「心の通じない親子」「家族になれない父と娘」が、互いを意識し、認め合いながら家族になるまでを描く。

 撮影は座間味村で行われ、色鮮やかな島の風景と共に、沖縄の人や食べ物が描き出されている。

 仲宗根さんは「脚本を読んだとき涙が止まらず、心躍った。(撮影で出会った)全てがアドベンチャーだった」と瞳を輝かせた。

 「ココロ、オドル―」は2月2日から、桜坂劇場で上映する。同日午後2時の回上映終了後、岸本監督、出演の加藤雅也さん、尚玄さん、山城智二さんの舞台あいさつがある。

 琉球新報社では、出演者らによるトークイベントも行われた。