トビイカ、浜風に揺られきらきら 沖縄・奥武島で天日干し始まる


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青空の下、次々と天日干しされるトビイカ=30日午後1時ごろ、南城市玉城の奥武島(新里圭蔵撮影)

 【南城】夏の風物詩、トビイカの天日干しが南城市の奥武島で始まっている。

 真夏日となった30日、午前に水揚げされた新鮮なイカは丁寧にさばかれ、港内の干し場の有刺鉄線に次々と干されていった。真っ白なトビイカは強い日差しを受けてキラキラと輝き、浜風に揺れた。トビイカは1日干された後、島内の店先に並ぶ。漁は8月に最盛期を迎え、10月頃まで続く。

 天日干しの作業に追われていた伊佐正代さん(52)は「イカを干すのは、日が照って風が強すぎないときがいい。今日は絶好の天気だ」と笑顔で話した。